chanto ギフト・記念品

chanto ギフト・記念品







天然の木と色漆を使ったcafeにまつわる商品

生活の中で落ち着いて物事を考えたり、ひと息をつくことができる時間は大切です。その癒しや集中できる時間と空間をcafeというコンセプトで捉えたのが、chanto商品です。大事なひと時であるcafe timeを、さらに心地よいものにするアイテムをご提供したいと自然素材で作りました。
手が触れる部分は、漆を塗らずにケヤキなどの天然無垢材の風合いを活かしています。縁の部分は、厚みのある滑らかな色漆を塗り、優しい口触りとしました。
かわいいフォルムと色使いが女性に人気で、ギフトや自分へのご褒美に最適です。

Titlechanto ギフト・記念品
Date2011.07
題目木製食器 ギフト・記念品
技法木工/曲げ物/漆塗り/塗装/挽き物/アクリル
素材ケヤキ/水目桜/ヒバ/ナツメ/カバ/突き板合板/色漆/ウレタン/蛍光アクリル/セラミック製コーヒーミル
発注者自社開発
デザイナー島村卓実
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統合した伝統工芸の素材と技法

chantoの色漆は天然漆と顔料だけで作られいます。仏壇の漆塗り職人が、ゼロから色漆の開発を行いました。色漆は、天然漆と顔料の調合や季節や乾燥方法で色のばらつきが出やすく、いつも同じ色を出すことはとても難しいのですが、熱心な職人の研究によって安定した色出しに成功しました。800色以上の色見本を作成し、数年の試行錯誤の末に作り上げたもので、オンリーワンの色漆です。
chanto商品では10色展開となっています。ご希望の色があれば、出来るだけ近い色を出すことができますので、DICやPANTONEの色見本でご指定くださいませ。ただし、純白など漆の性質上不可能な色もございます。

  1. 木工

    木地は、製品の土台・フレームなどを作る最初の工程です。
    INOUEの木工の基本は、城下町彦根で江戸時代から続く伝統の金仏壇製造で培われた工芸品質です。
    彦根仏壇の木地は、日本建築と同じく釘を使わないホゾ組みを得意としています。材料を吟味し部材の切り出しから継手や面取りに至るまで、妥協のない品質で職人がひとつひとつ手作りする木地は、何世代にも受け継がれる仏壇を支えています。
    INOUEの製造ネットワークは量産が得意な他産地の木工所との繋がりもありますので、プロジェクトに適した木工で対応いたします。

  2. 漆塗り

    漆は非常に高品質で美しい塗装です。ウルシノキの樹液を採取し、ゴミや埃を濾した精製漆が塗装に用いられます。その成分に含まれるウルシオールが空気中の水分と結合し硬化する世界最強の保護塗料のひとつです。
    しかし漆は扱いが難しく、伝統技法で平滑に仕上げるには下地工程から高度な職人技が求められます。下地から上塗りまで何回も塗って研ぐ工程を繰り返して、塗り重ねます。中でも蝋色(ろいろ)仕上げは、漆の塗装面を平坦に研ぎ、生漆を摺リ込みながら何度も磨きあげ、鏡面で奥深い艶を出す漆塗り最高級の技法とされています。
    漆とひとくちに言っても下地の処理から仕上げの方法までさまざまな技法が発展しています。INOUEは仏壇製造で培った漆工への深い知見から、変わり塗り・色漆から最高級の蝋色まで、適した漆塗りの技法とその職人を提案しています。

  3. 色漆

    INOUEの色漆は、天然漆と顔料だけを使って開発したオンリーワンの色漆です。
    色漆は気温や湿度で色のばらつきが出やすく、季節や天候によっては同じ色を出すことは困難です。しかし研究熱心な彦根の漆塗り職人が、800色以上の色見本を作成し、数年試行錯誤の末に作り上げ、安定した色出しに成功しています。
    漆と顔料を混ぜ合わせる調合から行っておりますので、オリジナルの色でご提案できます。ご希望の色があれば出来るだけ近い色を出すことができますので、DICやPANTONEの色見本でご指定くださいませ。ただし、純白など漆の性質上不可能な色もございますので、詳しくはご相談ください。

  4. 塗装(カシュー・ウレタンなど)

    INOUEでは、伝統工芸の高度な天然漆本堅地をはじめ、同じ漆科のカシュー(和名:勾玉の木)から採れる天然樹脂のカシュー塗料や、合成樹脂のウレタン塗料まで、あらゆる種類の塗装方法を可能としています。
    サイズもコーヒーカップなどの小さなものから建材に使用する大きなものまで幅広く塗装可能です。
    仏壇工芸の要とも言える塗装の品質は、常に厳しい目をもって吟味しています。
    INOUEは、技術力を持った職人のネットワークを有し、あらゆる塗装のご要望にお応えします。

  5. 曲物(まげもの)

    ひと口に曲物と呼んでも、曲げわっぱに代表される湯煎した木材を曲げる「湯曲げ」から、溝を彫って曲げる「挽き曲げ」、ヘギ板を曲げて留めたものまで、さまざまな技法があります。秋田県の大館曲げわっぱが有名ですが、曲物は伝統工芸の技法として広く使われる技法であり、漆器産地から木材産地の奈良や福井、長野、大阪など日本各地で曲物はつくられています。
    INOUEでは、条件に合わせて最適な技法を選択してご提案させていただきます。
    ※大館曲げわっぱは昨今の人気で工房の手が空いていない状態が数年続いており、今後も続くものと見られますので納期は十分にゆとりを持ってください。

  6. 挽き物(ひきもの)

    挽き物とは、木の塊を轆轤(ろくろ)で回転させながら、刃物で削り出して形を作る技法です。主にお椀やお皿、お盆などで使われていますが、実は神具や仏具にもこの轆轤技術を使う製品が多くあります。
    INOUEでも神仏具からコーヒーカップまで、挽き物製品を作っています。その後の塗装や装飾まで一貫して製造することも可能ですので、あらゆるご希望に対応させていただきます。お気軽にご相談ください。

  7. アクリル

    アクリル樹脂は合成樹脂の中でも特に透明度が高く、着色も容易でガラスと違い割れにくい性質を持っています。分厚いものを用いると高級感もあるため、今後の工芸品との組み合わせが楽しみな素材です。
    漆などを塗ることは、密着度の問題があり難しかったのですが、最近塗ることができるようになりました。透明なアクリル越しに裏側の色を見ることができる面白さがあります。

    しかし、表面は傷つきやすく、日光に当てると黄変する性質もあります。INOUEでは、アクリル樹脂を取り入れる際にはその性質を理解して適材適所の使い方をご提案しています。